話題の炎上体験アプリとは?「絶対にバズるSNS」と「炎上シュミレーター」を比較解説!

今話題になっている炎上体験アプリをご存じでしょうか?

炎上というと、芸能人や有名人だけのもの……と思っている方もいるかもしれません。

しかし、現在のネット社会・SNS社会では、いつ・何時自分が炎上という恐ろしい現実に巻き込まれてしまうか分からないのです。

そんな恐怖を体験できる話題の炎上体験アプリについてまとめてみました!

目次

炎上体験アプリって?

今話題になっている炎上体験アプリとは、「炎上」という疑似体験を通じて、炎上の理不尽さや怖さを体験できるアプリやWEBコンテンツのことです。

主に「絶対にバズるSNS(Y)」と、「炎上シュミレーター」があります。

どちらも炎上を疑似体験するものではありますが、目的や体験の流れなどが少しずつ違っているので、それぞれ分かりやすく説明します!

「絶対にバズるSNS(Y)」「炎上シュミレーター」特徴や流れ・メリットや注意点は?

「絶対にバズるSNS(Y)」とは?

「絶対にバズるSNS(Y)」概要

「絶対にバズるSNS(Y)」は、映画『俺ではない炎上』のプロモーション用コンテンツです。

一言で説明すると、AIを使ってユーザーが投稿した画像から“粗探し”をされ、炎上シナリオを自動で生成する疑似体験になります。

最初はいいね!等、ポジティブな反応もあるのが特徴で、徐々に批判コメントが増えていく仕様になっています。

理不尽な炎上を「自分ごと」として体験し、炎上がどう起きるのか?を感覚として理解することが目的のコンテンツです。

同時に、映画のテーマの体現やプロモーションも兼ねています。

「絶対にバズるSNS(Y)」流れ

主な流れとしては、まず登録が必要になります。

①プロフィール登録(ユーザー名・年齢・性別・職業など)

②画像を投稿

③AIが投稿された画像から粗探しをし、火種を抽出→その火種の誇張・曲解を含む炎上シナリオを自動生成

④架空のSNS「Y」の投稿として、最初はポジティブな反応が集まる→しかし、そこから徐々に批判的なコメントが増える→(他のSNSにも飛び火する演出もあり)

「絶対にバズるSNS(Y)」メリット/課題

AIを使った演出がリアルで、「なぜこんなことで炎上するの?」という理不尽さが分かりやすいのがメリットになります。

また、利用規約や警告表記があるなど、一定の配慮もされています。

課題としては、AIを使っているので、誤認や誇張のリスクはあります。

それから、いくら警告表記があるとはいえ、やはり心理的負荷が高いというのが注意すべき点になります。

また、話題になっていることもあり、現在はアクセスが集中しすぎて「投稿できない」「動作が不安定」といった声も多く上がっています。

「炎上シュミレーター」とは?

「炎上シュミレーター」概要

「炎上シュミレーター」は教育ツールの一つです。

SNS上で炎上発言をした後、それに対する批判コメントがものすごい勢いで届く、という体験を安全に学習できるものになります。

特徴としては、発言→炎上のあと、「謝罪・削除・反論」といった対応方法がとれることです。

ただ、どの方法をとっても炎上が鎮火しないという設定もあります。

炎上の拡大や通知が積み重なる恐怖を疑似体験できるものになっています。

「炎上シュミレーター」流れ

①まず、発言を選び入力→X風のタイムラインで批判コメントが大量にくる

②一定時間後に、「どう対応するか?」を選択する(謝罪・無視・削除・反論など)→どの選択肢を選んでも炎上は鎮火しにくい設計になっている

③通知やコメントが次々にきて「炎上している感」がより感じられる演出

「炎上シュミレーター」メリット/課題

SNSでの炎上を安全に体験でき、炎上の拡大パターンや怖さ・理不尽さ・対応の難しさを学べる点がメリットです。

課題としては、やはりこちらも文脈無視の批判があったり等、リアルな世界の炎上とは異なる要素もあります。

また、内容が過激で精神的なプレッシャーになってしまう恐れも十分に考えられます。

「絶対にバズるSNS(Y)」と「炎上シュミレーター」比較

入力内容の自由度

「絶対にバズるSNS(Y)」

・画像投稿が中心

・テキスト+プロフィール登録もあり

「炎上シュミレーター」

・発言・画像など、投稿内容をある程度は選んで入力できる

炎上への反応

「絶対にバズるSNS(Y)」

・始めはいいね等もあり、その後批判コメントが増えてくるという反応の変化がある

・AIによる他のSNSなどへの飛び火演出もある

・基本的には体験型のため、選択肢は少ない

「炎上シュミレーター」

・批判コメント・通知が刻々と増える

・謝罪/無視/反論など、炎上後の対応の選択肢がある

・どれを選んでも炎上し続けるようになっていることが多く、鎮火失敗体験もできる

リアルさ

「絶対にバズるSNS(Y)」

・始めは好意的な反応からだんだん批判が集まり炎上していく演出がリアル

(警告もあり、不快さへの配慮あり)

「炎上シュミレーター」

・タイムライン形式・通知など、視覚的・時間的演出がリアル

・対応後も炎上が収まらず、「誰にでも起こりうる」体験が強調されている

エンターテイメント性

「絶対にバズるSNS(Y)」

・映画『俺ではない炎上』のプロモーション&体験エンタメ

・「映画のテーマを伝える」という点が大きい

「炎上シュミレーター」

・教育寄り

・「SNSリテラシー」や「ネットでの炎上対応」の学びが主

炎上体験アプリ注意点

どちらで炎上体験をしてみるにしても、やはり注意すべき点は共通してあります。

精神的負荷

リアルを追求するあまり、不安やストレスを感じる可能性は十分に考えられます。

軽い気持ちでの体験であったとしても、批判のコメントが次々とくるのは「疑似」だと分かっていても精神的につらくなってしまう人も出てくるでしょう。

誤解を生む可能性や効果の限定性

AIは完ぺきではないため、極端な誇張がされてしまうこともあります。

また、炎上を疑似体験するという学びはありますが、実際の人間関係やSNS文化の複雑な要素までは再現できないという点ももちろんあります。

モラルや倫理

炎上の疑似体験を通して、SNSに対する恐怖やリテラシーを学べるというのが本来の目的。

しかし、他人を叩く・炎上させることを「楽しむ」方向に傾いてしまうと、本来の目的や学びから大きくずれてしまう危険性があります。

炎上体験アプリ まとめ

現代社会ではほとんどの人が触れているSNS。

炎上というのは他人事のよう思えて、実はすぐ身近にあるものなのかもしれません。

自分が理不尽な炎上を疑似体験することで、SNSで誰かにコメントや反応をするとき、

「自分よがりな発言になっていないか?」

「相手を理不尽に傷つけるものになっていないか?」

ということをより考えられるようになるかもしれませんね。

ただ、

「理不尽な表現が含まれること」

「不安やストレスを感じる可能性があること」

など、体験にはある程度の精神的耐性が必要になることも十分理解したうえで、体験するかどうかを考えてみましょう!

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